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美容ライターが教える、正しい美肌のつくり方

美容ライターRADAがたどり着いた美肌をつくり、キープするための情報を発信していきます。

ありがちなシミ対策の勘違い。「美白」の言葉におどったら負け!

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こんにちは。美容ライターのRADAです。写真は私ではありません。

実は私、シミに悩んでいます。もう、ずっと・・・。でも、そのおかげで、シミ情報に明るくなりました。疑問を放置できないたちなんで(笑)

そこで今回は、みんながシミ対策でやっちゃってる勘違いのお話。

ちなみに、私のシミは、「老人色素」と「肝斑」、「ADM」の複合タイプというやっかいなやつです(泣

 

名前からして気に入らない「老人性シミ」って何者?

まず、シミにはいろんな種類があるのですが、悩んでいる人が一番多いであろう紫外線のシミの基礎知識から。ちなみにこれ、「老人性色素斑」という失礼なネーミングがついてます。

これって、「老人性シミ」なんて呼ばれ方もしますが、その理由は、40歳前後で出てくる人が多いから。確かにそうだった!!

老人性色素斑の原因は紫外線。こいつは、真皮に到達すると細胞を傷つける悪者なので、それを防ぐために、メラニン細胞がせっせとメラニン色素をつくります。ただこのメラニン色素をたっぷり含んだ細胞は、ターンオーバーでどんどん排出され、1か月もすれば元の肌の色にもどる・・・はずなんです!

実際、子供の頃って、夏休み明けに真っ黒の子でも、秋になると普通の色に戻ってましたよね。

ところが、年齢を重ねると、ターンオーバーが乱れてしまうので、なかなかメラニン色素が排出されません。そうこうしているうちに、メラニンが「ここ、居心地いいわぁ~」と居座ったり(吸着)、メラノサイトが暴走を始めて、日焼けもしてないのに、どんどんメラニンを作ったりなんかして、シミがどんどん濃くなっていきます。「とりあえず落ち着け!」といいたいww

そこで、「美白化粧品」が登場します。

 

 シミを薄くしたいのに、予防しかしてない人って結構いる

美白化粧品は、大きく2つに分けられます。

ひとつは、「これからできるシミを防ぐ」系。

もうひとつが、「できちゃったシミを薄くする」系。

薬事法やらマーケティング的なお話で、どっちも「美白」と書かれてます。なので、「シミを薄くしたい!」って思いながら、シミを防ぐ化粧品を使ってる人がかなりいる!それ、意味ないです。ここ、結構間違ってるポイントです。

そして、もうひとつ忘れてはいけないのが、肌も年をとっているということ。年齢を重ねると、人と同じで(肌も人の一部だけど)、反応速度や感度は鈍くなる一方で、いろんな経験の蓄積で苦手な成分(体内に抗体をつくっちゃったり)が増えています。

なので、「〇〇がシミにいいらしいよ~」と言われて、濃度の濃いやつを買うと、大変なことになったりします。

例えば、「ハイドロキノン」という成分があります。これって、「肌の漂白剤」なんて言われてるほどの成分なんですが、効果が高いけど刺激も強いし、酸化しやすい。

で、ハイドロキノン配合の化粧品を買って「効果がイマイチ」ということで、わざわざ海外通販で、濃度の濃いハイドロキノンクリームを買ったりなんかして、白抜け(肌の一部の色素が抜けて真っ白になる)しちゃた人を知ってます。

海外製品なんで、「肌が白くなったじゃないか!保障しろ!」なんてことも言えず、選択肢は「泣き寝入り」の一択。

さらに、こうなった人の中には、肌がハイドロキノンに過剰反応するようになっちゃう人もいて、次からハイドロキノン配合の化粧品をつかうと、大変なことになります。 

 

 美白に効くといわれてる身近な成分にもトラブルはある

いやいや、そんな奇抜な成分は使わないよ!と思った人もいるかもしれませんが、もっと身近な成分でも、刺激が強いのって結構あります。

例えば、ビタミンC誘導体。これなら聞いたことあるのでは?

これは、お肌にいいビタミンC を肌の中で作ってくれる代表的な美白成分ですが、肌の弱い人の中にはNGな人もいます。トラブルってほどではないけれど、「やたら乾燥する!」とかいう人手を挙げて! 

はい、あなたはビタミンC誘導体と相性が悪い人ですwww

まぁ、アレルギーテスト済みでもアレルギーが出る人もいるわけで、化粧品選びは一筋縄ではいきません。

本当は、肌に合う化粧品を見つけたら、それを使い続けるのが実はベストなんですよねぇ。でも、私もコロコロ変えちゃってます。しかも、外見重視で新商品好き。成分は二の次だったりして。だからシミがなくなんないんだけど、これも向上心の表れだと思ってますwww

全身麻酔で手術しました。その結果、お肌が大変なことになりました!

長い間更新していませんでしたが、その間に私は子宮を取り出す手術をしていました。

初めてづくしの手術でしたが、驚いたのはカラダの衰えっぷり。そして、おっそろしく乾燥しボロボロになった私の肌。

今回は、手術とお肌の関係について書いてみます。

 

抗生物質の副作用!?

手術はお腹を切るものだったので、当然全身麻酔でした。今の医療はすごいもので、恐れていた「泣きながら痛みに耐える術後」はなく、痛いんだけど、薬を飲めば耐えられるレベルでした。

それはさておき、お腹をざっくり切る手術の後は、当然のように大量の抗生物質を投与されます。3日間は点滴。その後は飲み薬です。

抗生物質とは「抗菌剤」ですから、体内の菌を殺す役割を果たします。特に腸内なんて2回のお浣腸で空っぽにされてますから、腸内細菌だってかなりなくなってます。

この菌が少ない状況は「お肌」も同じで、しっかり殺菌されてしまいます。もちろん、ゼロにはなりません。菌数が激減し、新しく作られる菌もとても少ない状況になってしまいます。そのため、お肌の状態はどんどん悪くなります。

 

恐ろしいほどに乾燥してしまったお肌

お肌の表面にいる菌は、肌の皮脂コントロール、つまりうるおいと密接な関係があります。入院時点の私の肌は、冬も終盤で少し乾燥してるものの、ケアでなんとかなるレベルでした。もちろん、手術の朝まで。

手術当日、さらに翌日はお肌のことなんて気にする余裕はなかったのですが、手術後2日目、トイレの鏡で自分を見てガッカリしました。

「顔色悪い・・・」

まぁ、手術直後に血色がいいことなんてありえないので当然なのですが、顔色が悪い原因は血流が悪くなっていることですから、お肌も内面からボロボロになっていることが想像できたわけです。

さらに翌日、今度は手鏡で自分の肌を見てみました。・・・やっぱりね、な状態。表面が粉を吹いたような状態で、恐ろしいほどの小じわが顔全体・・・正しくは全身にある状態。

これは何とかしなくては!ということで、化粧水をティッシュに含ませて、おでことほお、口周りをパックしました。本当はコットンがよかったのですが、そんなもの持って行ってなくて(苦

ただ、ここでどんなに表面からケアをしても、思ったようにいい状態には持っていけません。だって、うるおいを作ってくれる菌が殺菌されちゃってるんですから(泣

しかも、病院内は恐ろしいほど乾燥していて、もう泣くしかありません。

 

本格ケアは退院後。体力低下で、なかなか戻らない

退院後、肌を元の状態にもどすべく入念なケア・・・といきたいのですが、体力が落ちているのでいろいろなことができません。湯船につかることもできないので、血流も改善されず、お肌はカサカサが継続。鏡を見ては、ガッカリする日が続いていました。

では、どれくらいで元に戻るのか?

今日でほぼ一か月。やっと戻ってきた感じですかねぇ。

ケアも十分にできるし(十分にはやってないけど)、体力も戻り、肌を触ったときのガサガサ感がなくなりました。

外出もほぼしていないので、ファンデーションをつける → クレンジングということもないのもいいんだと思います。

とはいえ、これからは仕事も本格復帰となり、メイクする日が続きます。

この先どうなりますか…

また報告したいと思います。

私の大反省、2016 秋

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今回は、美肌の役には立たない内容です。

私の個人的な反省ですから・・・

 

あんなに反省したはずなのに

30代に美肌づくりをさぼりまくっていた私は、39歳で自分の肌が大ピンチに陥っていることに気づきました。

トイレの鏡を見て、「ヤバい」と思わずつぶやいたほどに最悪でした。

仕事柄、いろんな化粧品メーカーさんや美容クリニックにお話を聞きに行く機会はあったのですが、まさに、

「どの面さげて行ってんだよ!」

な状態だったのです。恥ずかしい!!

で、衰えがち(というか完全に衰えた)肌を再生するにあたり、「二度とあんな肌にはなるまい!」と心に誓ったのです。

 

ファンデのせいじゃなかった衝撃

と・こ・ろ・が!!

今年の私は、仕事でバタバタしていたこともあり、お肌への関心が下がり気味。

そんな中、あと少しで役割を終えようとしている私の子宮ちゃんがホルモンのバランス感覚を見失い、かなりの貧血を引き起こす事態に・・・。

そんなこんなも重なって、

「なんじゃこりゃ~」

というレベルに乾燥が進み、小じわだらけになってしまいました。

9月にファンデーションを新しくし、ノリが悪いのは相性が悪いせいと思っていたのですが、こんだけ乾燥してりゃ、うまくできんゎ・・・という感じ。

なんで、こんなになるまでほっといたんだろうと、今さら大反省しております。

 

さて、どうしますか。

このまま暖房の季節になると、ますます乾燥は進んでしまうので、それまでには何とかしたいものです。

貧血は時間をかけて治すしかありませんし、ホルモンバランスもすぐに改善できるものではありません。

それでもうるおい美肌を取り戻すのは、私の意地!

これまで通りの美肌情報に加え、私のお肌改善速報も勝手にお伝えしていきます。

内面的な問題もあるので、久々にサプリにも登場願いましょう。

冬を無事に超えられるか。

勝負の日々が始まります!

お肌の状態を左右する、2つのブドウ球菌のお話

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私たちのお肌にはさまざまな菌がいます。

「菌なんていやだ~」と思う人もいるかもしれませんが、腸にたくさんの菌がいるから健康を保てているように、お肌にも菌がいるから美肌なんです。

ということで、まずはお肌の状態を左右する2つの「ブドウ球菌」のお話しです。

 

 お肌をうるうるにしてくれる「表皮ブドウ球菌

お肌に存在する菌の代表が「表皮ブドウ球菌」です。

私は元々飲食店勤務なので、「ブドウ球菌」と聞くと「食中毒で体調崩すやつだ」と反射的に思ってしまうのですが、この表皮ブドウ球菌はとってもいい子ちゃん。うるおいのあるすべすべ素肌をつくるのに欠かせない存在です。

表皮ブドウ球菌は、私たちが出す皮脂や汗を食べ脂肪酸を出しています。この脂肪酸は弱酸性で、お肌の状態を最適キープするほか、脂肪酸自体がお肌のうるおいにもなります。

弱酸性って何?という話ですが、pHでいうと4.5~6.5の間。これはお肌にとって一番いい状態で、うるうるお肌であるのはもちろん、外からの病原菌や雑菌もブロックしてくれます。

お肌にやさしいのがウリなあのボディソープも「♪~弱酸性ビ○レ~♪」ですね(笑

 

肌荒れを起こすのは、傷を化膿させる「黄色ブドウ球菌」のしわざ

では、お肌がアルカリ性に偏るとどうなるでしょうか?

残念なことに、かゆみや赤みがでてきます。このとき登場するのがもうひとつのブドウ球菌黄色ブドウ球菌」です。

子供のころ、ケガをしたところが化膿して、黄色いぐじゅぐじゅが出てきた記憶があるかと思います(私は先日も自転車でこけてぐじゅぐじゅになりましたが…)。その黄色が「黄色ブドウ球菌」と呼ばれる理由であり、飲食店で食中毒を起こしてしまう菌のひとつでもあります。化膿菌なんて呼ばれることもありますね。

この黄色ブドウ球菌がエサにしているのは体液。ケガをするとそれを治すために体液がどんどん出てくるのですが、それをエサにして増殖します。

実はこの黄色ブドウ球菌はとっても身近な菌で、おそらくほとんどの人の手に今、くっついています。キレイに清掃されたホテルの部屋にもいます。エレベーターのボタンやエスカレーターの手すりなんて、わんさかいます。

 

免疫機能が衰えると菌バランスが崩れ、黄色ブドウ球菌が増える

でも私たちの肌は普段、黄色ブドウ球菌による悪い影響を受けていません。これは、肌が元気で自己免疫機能が働いているからです。

ところが何らかの理由でお肌の状態がアルカリ性に偏ってくると、表皮ブドウ球菌が減って、黄色ブドウ球菌が増えてきます。するとかゆかゆになったり、赤くなってヒリヒリしてきます。

さらに、かゆいからと爪でボリボリかいて傷になると、そこに黄色ブドウ球菌が入り込んで、さらに肌荒れを悪化させてしまいます。恐ろしいマイナス循環、負のスパイラル!

同じブドウ球菌なのに、この違いは何!と怒りすら覚えます。

 

美肌のためには表皮ブドウ球菌が増えやすい環境づくりを

ということで、美肌を保つにはお肌の菌のバランスを最適な状態にキープすることが重要です。

ではどうするか?

まずはお肌がアルカリ性に偏ることは避けます。その代表が「洗顔のしすぎ」。洗顔をすると表皮ブドウ球菌も洗い流してしまうので乾燥が進み、アルカリ性に偏りがちになります。

そして睡眠不足とハードなダイエットもキケン要素。なかなか難しいですが、美肌のために睡眠と栄養は欠かせないんですね(私の場合、栄養は十分なんですが・泣)

「お肌が乾燥してきたから、美容液をたっぷり使う」というのも決して間違いではないのですが、それは一時しのぎにすぎません。本当の美肌を作るには、お肌の菌が元気でいられる環境をつくること。そうなると、お化粧品への投資を減らし、オシャレに資金に回せて、ますますいい女を目指せちゃいますよ!

年齢を重ねると肌が敏感になる!? 100均化粧品を年齢肌にオススメしない理由

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年齢を重ねると、いろいろと反応が鈍くなってきます。例えばパソコン作業をしていて、ふと壁掛け時計を見ると、「針が見えない…」なんてことが出てきます。これはピントを合わせる機能の衰えなのですが、同じようなことが身体中で起こっています。

そして肌にも…。

でも、「若いころは平気だった化粧品を使うとかゆくなった」なんてことはありませんか?

それって敏感になったの? 

今回は、この不思議を紐解いてみますね。

 

化粧品かぶれは免疫反応が起こすアレルギーの一種

化粧品や食べ物など、お肌に付着することでかゆみを感じたり、赤くなったりといった経験は多くの人にあると思います。

この反応は、私たちのカラダがもつ免疫反応が引き起こすものです(ここは難しいお話なので、詳しくは別の記事でも紹介しますね)。

免疫反応が健康なカラダをキープするのにとても大切な役割を果たすことはご存知だと思いますが、「何を異物と判断するか」は人によって違います。多くの人が反応するものでも無反応な人もいますし、逆に、誰も反応しないものでも真っ赤にはれてしまうようなこともあります。これは同じ免疫反応が引き起こすアレルギーと一緒。つまり、化粧品かぶれもアレルギーの一種なんです。

ちなみにこの「反応する対象」は、化粧品に含まれる化学物質だけでなく、食品や日光なんてこともあります。

 

年齢を重ねると、「イヤな奴」が増えてくる

さて、この反応対象は免疫反応ですから、カラダの中の「抗体」と密接な関係があります。そしてこの「抗体」は、生まれつき持っているわけではなく、日々の生活の中でできていきます。

体内に入ったり、肌に付着することで、「これは異物だ!!もうイヤだ!!」とカラダが感じると抗体を作って、次に備えます。そして体内に入ってきたときに、「イヤな奴が来た~!」と攻撃するイメージです。

さて、年齢を重ねると、出会う物質が増えてきます。食べたことのある食品数が増えるように、肌につけたことのある化粧品や成分が増えていきます。すると、その中から「イヤな奴」と判断され、抗体を作ってしまうものが増えていきます。私たちの肌は年齢を重ねることで敏感になっている部分もあるんですね。

 

安い成分には理由がある

さて、ここまで長い話をしましたが、やっと「なぜ100均化粧品をオススメしないのか?」という本テーマです・笑

100均化粧品は、何よりも「安く作る」ことが最命題です。そりゃそうですよね。利益を出さないといけませんから。そのために、化粧品のベースとなる基剤や化学成分はできるだけ安価なものを使います。安価なもののすべてが悪いというわけではありませんが、どうしても肌へのやさしさよりも価格を優先することとなります。

同じ成分でも、抽出方法によって単価が変わるものも多くあります。植物からの抽出エキスでも、きつい化学物質を使うことで、自然抽出の何倍も採取できるものも多くあります。

これらの物質の中には無用な化学物質が少量ながら残留しているものや、余分な成分まで一緒に抽出しているケースがあり、抗体を作りやすいといわれています。抗体は一度できてしまうと、後はその成分を受け付けなくなってしまうので、少量使っただけでもかゆみや赤みの原因となります。中には似た成分にも反応してしまう抗体も出てきて、使えない化粧品が増えてしまいます。こうなるとややこしいですよね。

100均化粧品を使わないのは、今、化粧品かぶれを起こさないためではありません。これからのお肌を守るための必須項目。いつまでも美肌でいたい自分のために、ちょっとだけ気を使ってあげてくださいね。

乾燥肌の増加としっとり化粧品の増加にお肌のピンチを感じています

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昭和時代に比べて女性の見た目年齢が大幅に若くなりました。それは多くの化粧品が開発され、お肌をいつまでも若々しく保てるようになったおかげなのですが、その一方で自分が乾燥肌だと思う人が多くなっています。それに対応するように化粧水は「しっとりタイプ」が大人気。

ここに今どきの肌ケアのリスクが潜んでいるのかもしれません。

 

30年で乾燥肌が増え、化粧品が爆発的に増えた!?

その昔、「乾燥肌は老人が抱える肌トラブル」と言われていました。「敏感肌」の人はいても、「乾燥肌」だと思う若い人はあまりいなかったように記憶しています。そこには湿度が高い風土も影響しているでしょう。

でも今は、若い頃から乾燥肌に悩む人が多くなっています。

化粧品はここ30年で大きく変化しました。そこには、化粧品ビジネスが投資に見合う収益を上げられるために、メーカーが研究開発に多大なお金をかけてきたという背景があります。そのおかげで、新しく発見された成分も多くあります。

ところが、化粧品ビジネスは収益をあげやすい反面、競合も多い業界です。メーカーは生き残っていくために、新しい製品をどんどん世に送り出します。

それは年齢を細かく分けた商品をつくって、愛用者を長く離さないようにしたり、アイテムを増やして客単価を上げたりといったことです。

 

見た目は若くても、肌はしっかり老化しているかも

これにより、お肌は常にたくさんの栄養を与えられ続けるようになりました。その結果、いつまでもお肌がキレイな人が増えたのは間違いありません。

ところが、常に過剰に栄養を与え続けられる肌は過保護な状態にあります。こうなると、本来肌が持っている再生能力や治癒力は不要となり、「働かない肌」ができあがります。

肌が持つ機能の中でも重要なのが保湿力。しっかり働く肌は、自然に保湿するチカラを持っているのですが、常に過保護にされると、この保湿力がどんどんと弱くなります。

同時に、年齢を重ねることでお肌は衰えていきます。それでなくても働かない肌は、ますます働かなくなり、ますます外から保護してやる必要がでてきます。

その結果、ちょっとしたことで肌が乾燥してしまう人が増えてしまったのではないかと思います。つまり、見た目に反して、肌の機能は老化してしまっているのです。

 

乾燥肌が多いから、しっとり化粧品が売れる

最近は化粧水や乳液が各世代用に細かく分けられています。中でも35歳以上をターゲットにしたものは「しっとりタイプ」が充実していて、「しっとり」「もっとしっとり」「もっともっとしっとり」と、「どれだけしっとりさせたいんだよ!」と思わず突っ込みたいものもあります。

10年程前の話になりますが、ファンケルの40代向けの新商品が発売されるときにコピーライターとしてかかわらせていただきました。その際、商品には「しっとりタイプ」と「さっぱりタイプ」があるにも関わらず、広告はまるで「しっとりタイプ」しかないような作りになっていました。

当時の私の周りは、若干年齢が若かったこともあり、さっぱりタイプを使う人がほとんどでした。しっとりニーズの高さに疑問を感じ、何度も確認しました。

「さっぱりがあることも書いたほうがいいんじゃないですか?」

「いやいや、とにかくしっとり押しで」

そんな会話を何度となくしたことを覚えています。

もちろん根拠はマーケティングデータに基づいたものなのですが、その背景には乾燥肌の増加があったのは間違いありません。おそらくこの頃が、ちょうどしっとりが優勢になりだした時代だったのではないかと思います。

 

将来を考えるなら、肌を育てることが大切

もちろん、この先もずっと高価な化粧品を使い続ける気合いがあるのなら、今のままでも構わないと思います。

でも、働かない肌はちょっとしたトラブルにも対応できません。ホルモンバランスの変化や体調不良に対応することもできないこともあります。ちょっとした病気で一気に老け込んでしまうなんて、受け入れがたいことではありませんか?

そうならないためにも、過保護美容を見直し、自分の肌を育てるスキンケアをすることが大切なのではないかと思います。

紫外線も怖くない! 肌に負担のない、日焼け止めの使い方

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前回は、日焼け止めの数値の見方をお伝えしました。その中でも何度か書きましたが、「数字が大きければ安心」というのは、美肌づくりの観点からいえば、かなりキケン。そのあたりを掘り下げてみたいと思います。

前の記事をまだ読んでないよという方はコチラ ↓

後悔しないための日焼けと紫外線の基礎知識 

紫外線からお肌を守る! 日焼け止めの数値の見方

 

 数値が高いものは、肌への刺激も強く、トラブルの原因になることも。

単純に考えるなら、数値が大きい方が日焼けは避けられます。それは間違いありません。でも夏に日焼け止めをつけて出かけて、肌が窒息しているような重苦しさを感じたことありませんか?

それ、本当に肌が苦しいんです。

夏は汗をかくので日焼け止めも落ちやすくなります。そして落ちてしまったら日焼け止め効果はなくなってしまいます。でも、「日焼け止めを使ったのに真っ黒に焼けた」なんてことになったらメーカーは信用問題。そのため必死に焼かない工夫をするんです。

具体的には、汗をかいても落ちないようにピタッと密着させ、汗くらいでは落ちないような成分を配合。中には、汗の量を減らしてしまうものまであります。

これは日焼け止めの数値が大きいほどに顕著になり、密着具合もアップ。当然ながら、数値が高い日焼け止めは、そこに含まれる紫外線吸着剤などの化学的な成分も濃くなりますので、お肌の負担がそれだけ大きくなっているということです。

日焼け止めの中には、専用クレンジングを使わないと落ちないものもあります。どれだけ特殊な化学物質を密着させているのかと考えると怖くなります!

 

人は夏は汗をかくことで体温をコントロールしています。これを閉じ込めてしまったら最悪の場合、熱中症を引き起こすことも。その意味からも、やみくもに数値の高い日焼け止めを選ぶのは賢い選択とはいえませんね。

では、美肌づくりのためには、どのように日焼け止めを使えばいいのでしょうか?

 

基本はうっすら+焼けやすいところに重ねづけ

日焼け止めの基本は、薄めにぬること。「絶対に日焼けしたくない」といって厚塗りしても日焼け止め効果は変わらず、肌が窒息状態になってしますのでマイナス効果しかありません。うっすらと均一に! これが基本です

まずはひと通りつけ、次に焼けやすいところだけもう一度重ねづけします。

顔であれば、頬とおでこと鼻先。ここは出っ張っていて、日焼けしやすいので気をつけたい部分です。

一種類の日焼け止めを重ねる方法もありますが、最初にクリームをひとぬりしてメイクをし、仕上げに一部だけ日焼け止め効果のあるルースパウダーをつけるというダブル使いの方法もあります。

 

ボディでは首の後ろや肩に要注意。特に首の後ろ(うなじ)は、普段あまり日に当たらないので皮膚が弱い部分。女性が髪をアップにするときは特に気を付けてくださいね。

 

2~3時間ごとにつけ直すのも基本

日焼け止めは、一度つけたら安心というものではありません。夏場は汗をかくので、日焼け止めが落ちてしまう上に、紫外線を防止する成分が急激な化学変化を起こして壊れることで効果が弱まるからです。だから2~3時間ごとにつけ直すようにします。 

つけ直すときには、一度日焼け止め落としてキレイな肌にして、再度うすぬりするのが理想。でも、外出中などはなかなかそうもいきませんよね。そんなときはタオルやボディペーパーなどで汗を拭き、水分やほこり、土、砂などを拭いてからつけ直しましょう。

 特に汗はムラの原因になります。つけなおす前に冷たいドリンクを飲んで身体を冷やし、できるだけ汗をかかない状態を作ったり、涼感成分のある日焼け止めを使ったりするといいですよ。

 

古い日焼け止めは使用しない

日焼け止めに限ったことではありませんが、古くなった化粧品の使用はオススメできません。化粧品の成分が劣化によって変質していたり、油分が酸化されて肌に刺激を与えたりすることがあります。オイルが主体のものは1年前のものでも使用してはいけません。

オイル主体のものでなければ2~3年は使えると言われていますが、ほとんどの化粧品にはオイルも化学成分も含まれています。特に最近は、防腐剤を使っていないものも増えています。これらの中には1年どころか、開封後は数か月で使い切らなければいけないものもありますので、十分に注意してください。

 

3回に渡って紫外線と日焼けについてお話ししてきました。今のケアが数年後、数十年後の美肌を作りますので、ぜひ後悔のないケアをしてくださいね。

別の機会に、美白について詳しく書いてみたいと思います。